北朝鮮の本当のはなし

本当におかしな国ならとっくに崩壊しているが、、、

薄っぺらいメディアにはわからない、モランボン楽団公演取りやめの本質

北朝鮮のガールズバンド・牡丹峰楽団(モランボン楽団)と功勲国家合唱団の中国公演が直前に中止となり、団員らが急ぎ足で帰国する残念な事態となった。

これについて、中韓日のメディアが我先にと中止理由をめぐるスクープ争いを繰り広げている。

主な理由に挙がっているのは

  • 金正恩第一書記の水爆保有発言に中国が懸念を表した。
  • 公演を鑑賞する中国政府幹部の位が低く、中朝間で合意に至らなかった。
  • 牡丹峰楽団の玄松月団長がかつて金正恩第一書記の愛人だった、粛清騒動があったなどのスキャンダルを中国メディアが報じた。
  • 金正日総書記の哀悼期間と重なる。
  • 訪中した団員の数人が逃亡し、行方不明となっている。

等々。

しかし、

これらは派生した理由、二次、三次的な要因に過ぎない。

より本質的で、決定的な原因は、、、
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人の生死をも操るジャパン・ブランド

日本のメディアにおいては、北朝鮮人は消えては現れ、死んでは生き返ったりする。これが報道業界のジャパンブランド。

牡丹峰楽団の団長である玄松月は、日韓のメディアで2013年に「死んだ」。

当時は銀河水管弦楽団の歌手で、わいせつ動画を配布したとして銃殺されたと伝えられていた。

さらに、金正恩の愛人だったとされ、度々粛清説が伝えられていた。

当サイトは玄松月が生きていて、重責についていることを何度も指摘してきた。

そして翌年、牡丹峰楽団の団長として、全国芸術家大会の演壇で演説をし、健在ぶりが確認された。

余談だが、牡丹峰楽団中国ツアーで、玄松月のインタビューが報道されている。

韓国メディアの大半は銃殺説があったと、過去の経過を補足して伝えているが、日本メディアの大半はしれっと流している。

ジャパンブランド恐るべし。

「強制」を認めたくない人々へ、毎日新聞記者の書2

1938年4月国家総動員法公布後、朝鮮人は労働者約80万人、軍人・軍属約37万人が動員され、労働者の動員は3段階で深化した。
 
最初は39年9月からの「募集」。実際は政府が割当人数を決め、企業は指定地域の行政や警察の支援で頭数をそろえ、集団で内地に連れ帰ったが、40年には過酷さが知られて集まらなくなり、行政・警察が強圧的に集めた。

企業間で奪い合いになり、42年2月から朝鮮総督府が動員を受け持つ「官あっせん」となって、老人や病弱者まで連行された。旧内務省の現地視察報告書は「志願報国」の実態を「不意打的人質的略奪的拉致」と表現している。

44年9月からが「徴用」。法律に基づく強制連行である。「強制はなかった」論は、こうした行政用語にすがり、膨大な体験を否定したがるが、役人の言い逃れにも似て、むなしい。

「強制」を認めたくない人々へ、毎日新聞記者の書

金さんたちは自分の足で警察署に出向き、列車と船に乗った。でも、自分の意思だったのではない。支配していた国の計画、「官斡旋の徴用」に従うしかなかった。それが、支配だ。

戦後これを「徴用・雇傭」という戦時用語でなく、あえて「強制連行」と呼ぶのは、有無を言わさず行かされた実態をありのまま表すためだ。慰安婦にも、それは当てはまる。特攻の多くも、「強制」に他ならない。それが、戦争だ。

戦後70年談話で安倍晋三首相は、世界史における植民地支配の盛衰を主に語り、日本の支配の実態には踏み込まなかった。だが、植民地には、戦争責任と同様、支配した責任がある。

脱北者のウソ・ホント 仲間割れも頻繁

いわゆる脱北者、「良心的な脱北者」と「非常識な脱北者」とに分けてみる必要がある。

圧倒的多数の「良心的な脱北者」は、メディアや公の場で目立つことを避け、ひっそりと生活している。早く社会に適合し、政治から離れて静かに暮らしたいと願っている。

「良心的な脱北者」のほとんどが、北に家族、親せきがいる。身内に迷惑をかけたくないので、おとなしくしている。また、良くも悪くも自分の故郷。内情を知りもしない人にやいのやいのと言われたくない。

「非常識な脱北者」は、生活苦からやむなく、もしくは金儲けのために「北の実情」を話す、極少数の人々だ。

個人の体験や経験などたかが知れている。それなのに出てくるわでてくるわ。

見たことも聞いたこともない話を誇張、拡大してよくしゃべる。

金正恩がどうだ、横田めぐみがどうだ、、、

自分が見たことなのか、聞いた話なのか、国情院に吹き込まれた台本なのか、見わけもつかなくなっているようだ。

「1990年代に脱北した者が金正恩や今の北の現状を知っているはずがない」

金正恩の叔母夫婦がこう指摘しているのだから、これ以上に信憑性のある言葉はない。

圧倒的多数の「良心的な脱北者」のうちの極一部の人が、北への帰還を望んでいる。

圧倒的多数の「良心的な脱北者」のうちの別の極一部の人が、「非常識な脱北者」の偽証言で名誉を傷つけられている。

在米、在英と、比較的身辺の安全が確保される地で暮らす脱北者が、「非常識な脱北者」を相手に名誉棄損などで訴訟を起こしたり、メディアに訴えたりしている。
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