8月21日、金正恩第一書記は、前線に準戦時状態を宣布した。

北は先制砲撃を否定しているが、南が38度線に設置した宣伝スピーカーを撤去しない場合、砲撃を加えると宣言した。

南はそれに対応する戦闘準備を整えている。
一方、南は北の砲撃があった地点と、報復砲撃の対象や地点などに関する情報を明らかにしていない。付近の住民は60数発の南の砲撃については音を聞いたと証言しているが、その前にあったはずの北の砲撃については確認していない。

こうしたなかで北は準戦時状態に突入した。

だが現実は、この日、平壌で南北共催のユースサッカー大会が開幕している。

北の4.25チームと、南の京畿道チームの開幕戦が行われ、北が3-0で勝利した。

この大会には中国からの参加もある。

本当に戦争が起きるとは誰も思っていない。。。いや、日本国民だけは思ってるかもしれないw

南北の戦争パフォーマンス合戦の裏側には、米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」がある。

北はあくまでアメリカを見ており、北が主張する「統一聖戦」の目標も「米帝打倒」である。

戦争が始まればロシアが北につく。中国は北につくか、中立かの二択。平和ボケした韓国や日本は厭戦状態に耐え切れない。焦点は北の攻撃がアメリカ本土に達するかどうかだ。

アメリカは本土が攻撃されれば、すぐに核で報復に出るだろうが、その後の東アジア情勢に責任をとれるだけの力があるとは思えない。

あらゆる可能性を想定してみても、守るものがない北朝鮮に有利に事態が転がる。

得するのは北朝鮮だけ。この数日間の緊張情勢は、北南、朝米、朝UNあたりの妥協で終息するだろう。