新年、あけましておめでとうございます。

早速、北朝鮮情勢をめぐって、現地に行ったこともない自称専門家が、好き放題、今年の北朝鮮を予測しております。 

ポイントは、今年5月に、36年ぶりに開かれる朝鮮労働党第7回大会で、金正恩第一書記が何を語り、どのような計画が発表されるのかということでしょう。

経済の計画を発表するだとか、改革開放路線を提示するだとか、核放棄の仰天宣言をするだとか、いろいろな憶測が飛び交ってますが、

金正恩第一書記が2013年3月全員会議で発表した「核開発と経済建設の並進路線」を歩み、「朝鮮革命の最終勝利」を目指して突き進むことは確定しているわけで、これを覆すような発表を期待しても無駄。

対ロ友好、対米強硬、対中牽制、対南威圧、対日軽視の方針も変わらず。

第7回大会は、先代の首領の業績を称え、その継承を高らかに宣言し、これに背くすべてを排除する宣告をする場となる。それだけの大会だ。

2016年、終わってみれば、核を含む対米抑止力=大量破壊兵器の増強、人民生活の少しばかりの向上、ロシアの対朝投資促進という結果だけが残るだろう。 

まぁ、こんな予測も味気ないので、北朝鮮が2016年に何をしようとしているのか、その点を見てみよう。 
北朝鮮は、言ったことを覆すことはあるが、嘘をつくことはない。バカ正直に、政府発表を正々堂々とやり、発表を否定したり取り下げたり変更する場合も正々堂々とやる。言ったことを言っていないと強弁することはない。

さて、北朝鮮は新年の辞を読めば、指導層が前年をどう位置付け、今年をどう形付けたいのかがわかる。

2016年、金正恩第一書記の新年の辞、その特徴は、経済が軍事よりも前に位置付けられたこと。さらに、経済においても、人民生活よりも「四大先行部門」(電力・石炭・金属・鉄道運輸)が前に言及されていることだ。

経済、人民生活改善の突破口を開く、これが今年の第一目標だ。

昨年後半にやたらとメディアが取り上げたもの、黄海製鉄連合企業所、地下鉄の新車両、白頭山英雄青年発電所などが思い浮かぶ。

昨年、第一目標だった食糧や軽工業は、ある程度目標が達成されたということを物語っている。