北朝鮮のことを知るには、北朝鮮のメディアから、北朝鮮が何を考え、何を目指しているのかを読み取ることが必要不可欠だ。

フィルターがかった報道からは読み取れないものがある。

水爆実験後の北朝鮮が何を考えているのかを、19日付労働新聞が次のように語った。 
「進路変更」と「核放棄」がなければこの先の未来はないというアメリカ式詭弁に多くの人の目と耳が暗くなったこの世界で、、、

長期間にわたりアメリカとその追従勢力と生死の対決をしている国で、、、

国連の挙手機械を発動した幾多の制裁決議と数百ページにおよぶ制裁目録で生存空間を極度に圧迫し、もはや「崩壊」が時間問題になっていると思われた朝鮮で、、、

天地開闢が起こるのは、空と地面がひっくり返るような一つの神話だ。

悪意に満ちた中傷と吠えまくる制裁騒動、毎日のような意思表明、忙しい小声の空論で、再び正解は騒がしい。この世界は、致命的な危険と恐ろしい凋落を予告するいくつかの重症にかかっている。

この地球を実際的に統治する見えない悪魔の勢力は、世界を再分割する夢を見て、その実行段階に入った。起こりえなかった予想外の戦争と終わらない同族間の対決、相次ぐ制度転覆の事態、弱肉強食の支配権争奪戦といった事態が拡大し続けており、そのすべてが、仕組まれたプログラムに従っているような驚きに包まれる。

この動乱で被害を被るのは、無垢な絶対多数の民衆だ。避難民の数は6千万を数え、昨年は地中海だけでも3771人が亡くなった。アメリカでは昨年、警官が銃殺した人の数が過去最多986人にも上ったという。

資本主義的な欲求と略奪行為により、惑星の生存空間も史上最大に破壊されている。

この国もあの国も、世界はどこに行っても政治風土、経済方式、文化生活などすべてが似通っており、どの都市に行っても建物と街並みと社会の雰囲気までも、服装や食文化までも、一様だ。すべてが面白みがなく、単調で、無味乾燥している。ヤンキー式世界化は、生存空間だけでなく、精神文明も破壊してしまっている。