さて、日本も事実上の弾道ミサイルを発射するという衝撃ニュースが飛び込んできたが、今日は韓国の話をしよう。

言論の自由がないと言われる韓国のメディア業界だが、少なくとも北朝鮮報道に関しては、日本よりもはるかにまし。自浄努力が伺える。

韓国の国会情報委員会で国家情報院長は、北のロケットの主要技術と部品がロシアから導入されたものだと発言。。。


翌日、ロシアの副総理がこれを完全否定。非拡散軍備統制局長が証拠を出すか、発言を取り消して謝罪するかせよと、韓国側に迫った。

すると韓国外務省側は「発言内容がわい曲された」と釈明。事実上の発言撤回となった。

2012年の発射の際、残骸を拾って分析した韓国国防部は、北が自前でロケットを制作したと結論付けた。

今回の国家情報院長の発言は、これをくつがえす発言だったので、国内の疑問も大きかった。

また、開城公団中断措置に関して、韓国統一部長官は、公団の賃金の70%が朝鮮労働党を通じて核・ミサイル開発に使われていると断定した。

しかし、仮に事実なら、それを知った上で公団の運営を認めていた韓国政府は国連制裁に違反するもの。

そう指摘を受けると、今度は証拠資料はないし、確証もないと、発言を180度覆した。

担当者が発言を撤回したにもかかわらず、朴大統領はあらためて、公団労働者の賃金が核・ミサイル開発に使われていると指摘。一日で統一部長官の発言を覆したことで、国内外から嘲笑を買った。

水爆実験、人工衛星打ち上げ、開城公団中断

韓国政府が右往左往する様子を、逆にメディアや国民は冷静に見つめている。