予想通り、韓国は北朝鮮の家族面会要求を拒否した。
RFAは、北朝鮮北部に暮らす30代女性がアジアプレスに語った言葉としてこう伝えた。
北朝鮮の住民は、十なら十、百なら百人みんなが韓国に行きたがる
これが事実であれば、その国が維持できるとでも思うのか?
ある物質の50%以上の構成要素が変化したなら、それはすでに他の物質になっているはず。
北朝鮮の住民の100%と言わないまでも、ほとんどが韓国に憧れ、韓国に行きたいというのなら、いくら暴力的に脅したところで、その社会を維持できるはずがない。
韓国に憧れる住民の子供たちが国境を警備し、治安を維持し、政治をしている訳で、仮に韓国に憧れるのであれば、その者たちがまっさきに脱北してるはずだ。
過去に東欧社会主義が崩壊した際、西ドイツは東ドイツへの入国をむしろ奨励していた。それだけ西側資本主義、自由主義に自信を持っていいたからだ。
それに比べて韓国はどうか?無断で北に行ったからと、5年、10年と投獄する。北よりの発言をしたからと国会議員を逮捕し、党を解体する。
それだけ北の影響力を恐れているということだ。
北朝鮮にも当然、反体制派がいる。北朝鮮の体制は外国ではとても受け入れがたいものである。
だからといって、北朝鮮の人々全員が、もしくはほとんどが、もしくは多くが、体制に反対しており、韓国に行きたがっていると主張するのは誤りだ。