米国がICBM「ミニットマン3」の発射実験を行った。

カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射され、約6800キロ離れた太平洋のマーシャル諸島クエゼリン環礁付近に着弾した。

AP通信は、

ICBMの発射実験は2月初旬以来。北朝鮮が弾道ミサイル発射など挑発行為を繰り返す中、米国の弾道ミサイルによる攻撃能力を示し、北朝鮮に圧力をかける狙いがあるようだ。

と報じた。

米朝が一触即発の緊張状態にあるなか、なぜ米国はICBMの発射実験を実施したのか?
弾道ミサイルの攻撃能力を示して北朝鮮に圧力をかける?

――こんな威嚇で黙る国でないことは誰が見ても明らか。

むしろ北朝鮮は、自分たちもICBMの発射実験をしようと息巻いていることだろう。

米国がいいのに、なぜ自分たちはだめなんだ!

米国のICBM発射実験により、北朝鮮にも免罪符が与えられた。

むしろ、黙っていても北朝鮮はICBMのテストをやっていただろうから、その時、「なぜ米国は報復しないのか」とつつかれないために、北朝鮮が発射実験を実施できる環境を米国自身が作ってあげたのではないか。

それほど米国は尻に火が付いているということだ。

北朝鮮のミサイルが日本を飛び越え太平洋に、北極に着弾するかもしれない。

北朝鮮の潜水艦が米西海岸沖に姿を現すかもしれない。

そんな口実を与えたことになる。

ICBM技術を完成させたい北朝鮮としては、渡りに船だ。