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内容

−北朝鮮の軍事パレードの特徴
−特殊作戦軍の戦闘力
−特殊作戦軍の存在が戦争を変える
−二種類の新型ミサイル
北朝鮮側からリークされた情報を基に、4月15日の軍事パレードの意義を整理した。

★北朝鮮の軍事パレードの特徴

見違えるほど変貌した各種打撃手段と武装装備が相次いで登場。

さらに陸軍、海軍、航空及び反航空軍、戦略軍に続く第5軍種、特殊作戦軍が初登場した。

駐韓米軍司令官によると、

北朝鮮の特殊作戦軍は特殊作戦兵6万人、軽歩兵5万人の計11万人で編成されている。

北朝鮮の兵役はおよそ13年。韓国4~6倍になる。

この長期間、自爆精神、肉弾精神を植え付けられ訓練される。

特殊作戦兵の戦闘力、戦闘行動熟練度は世界最強レベルにあるという。

★特殊作戦軍の戦闘力

これに加え、「知能−情報化された最先端装備」が特殊作戦を支えている。

北朝鮮の軍需企業Pan Systemsの海外支社Global Communications(通称グローコム、Glocom)が輸出していた軍装備品は驚くほどハイテク高性能だった。

戦術端末機GR-820Tは米軍の装備と比べてそん色がなく、非米諸国に大人気だ。

グローコムの輸出拠点はマレーシアにあった。

米国がマレーシア事件(金正男とみられる男性を殺害した事件)を企てた動機としては十分だ。

特殊作戦軍の精鋭部隊は最先端ハイテク武装している。

ハイテク武装した大隊の作戦を遂行するには、通信機器、ステルス無人偵察機、指揮車両があり、C4ISRが必要だ。

※C4ISRとは、指揮(Command)、統制(Control)、通信(Communication)、コンピューター(Computer)の4つのCと、情報(Intelligence)、監視(Surveillance)、偵察(Reconnaissance)の頭文字

グローコムが輸出していたGS-2200は最先端の情報通信装備、GS-930は最先端の統合指揮統制システム。

これらを売り出しているということは、すでに北朝鮮がこうしたシステムを実践配備していることを物語っている。

★特殊作戦軍の存在が戦争を変える

昨年、金正恩委員長が視察した「特殊作戦部隊の競技大会」の映像がある。

その大会でダントツの一位だった第525軍部隊直属特殊作戦大隊は、80m上空からパラシュートで降下することができる。

しかも一つのパラシュートで二人同時。

そして1.5秒で着地する。

北朝鮮の輸送機は30数分でソウル上空に到達することができる。

海岸沿いを高度30mで飛行し、2kmほどエンジンを切った状態で飛行する、つまりレーダー監視網を抜けられる。

こうした輸送機は500台が実戦配備されている。

これらを勘案すると、次のような作戦が立てられる。

-戦略軍火星歩兵部隊の弾道ミサイル集中打撃と歩兵師団放射砲部隊の大口径放射砲集中射撃
-ステルス無人偵察機、ロケット砲と爆弾、7.62mm機関砲2門を積んだ低高度攻撃機を送り込み、
-武装兵士20人を積んだ輸送機500台から特殊作戦軍が標的地に降下
-火の海となり大混乱大炎上のソウルに特殊作戦軍の兵士1万人が突入

★二種類の新型ミサイル

今回のパレードには二種類のミサイルが新たに公開された。

一つは、前3後4の7軸14輪の自走発射台トレーラーに積まれた多弾頭ミサイル、北極星3型ICBM

これに似たサイズのロシアのICBM、Topolは射程距離1万km

北朝鮮から米国中部のシカゴまでの距離だ。

もう一つは、8軸16輪の自走式発射車両に積まれた多弾頭ミサイル、北極星4型ICBM

Topol−Mとの比較で射程距離が1万2000kmと推測される。

北極星4型を発射すれば、33分でワシントンDCに到達する。

これらはコールドローンチ、つまり高圧ガスから射出され、固体燃料で飛び立つミサイル

発射兆候を知られず奇襲を仕掛けられる。つまり迎撃困難だ。

これらの技術の基礎実験はすでに公開されている。

これにより、北朝鮮が実戦配備したICBMは4種類となった。

-6軸12輪の自走発射台車両に積まれた火星13
-列車発射型の火星14
-7軸14輪自走発射台車両に積まれた北極星3型
-8軸16輪自走発射台車両に積まれた北極星4型

さらに、潜水艦発射型の北極星がある

これらのミサイルはいつテスト発射されるだろうか。

米国は報復攻撃、先制攻撃をちらつかせてはいるが、あきらかに焦っている。

なぜなら、これらのミサイルの発射実験が行われたら米国の安保戦略の崩壊が実証されるからだ。

マスコミが勝手に仕立て上げた「Xデー」に米国の空母はどこで何をしていたのか。

報復攻撃、先制攻撃という威勢のいい言葉がいかに空虚で、嘘まみれであるかがわかる。