北朝鮮のことならどんなに嘘をついてもお咎めのない日本の北朝鮮専門家は、ハッタリ嘘八百でギャラをくすねていくペテン師だらけ。

自称軍事専門家で最近よくテレビでみかけるお方は、マレーシアで金正男氏とされる男性が殺害されたときの映像を見て、実行犯の女の歩き方を「軍人歩きだ」と指摘し、訓練されたスパイの犯行だと言い切った。

だが、メディアはその女の生い立ちから犯行直前の行動まで、事細かく調べたが、結局、軍や工作機関とつながるものは一切なかった。

こんなことを言う怪しい自称専門家が北朝鮮のミサイルについて、たいした補足内容もなく、北朝鮮や米国の報道内容をひろって行間をつなげて「解説」している茶番劇。。。

北朝鮮の専門家として生きるのなら、とにかく北朝鮮に行ってみなさい!

さてさて、久々に北朝鮮の国内経済に関連する話題。

北朝鮮は14日、「炭素1化学工業創設のための対象建設着工」という記事を配信した。

着工式に内閣総理、党中央委副委員長、内閣副総理兼国家計画委員長、化学工業大臣が参加しているからただごとではない。


北朝鮮は2020年までの国家経済発展5カ年戦略で次の課題を提示した。

  • 石炭ガス化によるC1化学工業を創設し、
  • 褐炭を利用した石炭乾留工程を整備し、
  • 灰芒硝(硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、石膏、土などで構成される鉱物)を出発原料とする炭酸ソーダ工業を完備し、
  • メタノールと合成燃油、合成樹脂など化学製品生産の主体化を高い水準で実現する。

C1化学工業とは、メタノールなど炭素が一つの物質を生産し、そこからエチレン、プロピレン、醋酸などの基礎有機化学物を得る化学工業。

C1化学工業が発展すれば原油依存を軽減、削減できるという。

北朝鮮には石炭が多く埋蔵しているため、この技術が工業化されれば、各種化学繊維やEVA樹脂、塩化ビニル弾性体など、化学製品生産に必要な基礎原料を生産することができる。

さらに、節電、コスト削減にもなる。

2.8ビナロン連合企業所で石炭と石灰石からカーバイトを生産していた工程がなくなり、これだけでもかなりの節電になる。

また、石灰石が不要なため、多くの資金、労力、設備、資材を節約することができる。

難しい話は面倒だ。

要は化学製品生産を主体化、国産化したい訳だ。

さすれば、生活的には、中国に質の悪い原油をめぐんでもらって、石炭を安く買いたたかれて、粗悪品を売りつけられることがなくなる。

メディアは北朝鮮の国営メディアが名指しで中国を批判したと騒いでいるが、

北朝鮮が中国と縁を切る、ケンカする決心というのは、こうした経済的な事象、ミサイル発射などの軍事的事象から分析する必要がある。

センセーショナルな言葉のやりとりにとらわれていては北朝鮮の本当の姿は見えてこない。

制裁の中で平壌では春季書品展覧会が5月22日から25日まで開かれる。

すでにベラルーシ、中国、イラン、イタリア、インドネシア、ベトナム、キューバ、台湾などから230数社が参加すると伝えられる。

以前は外国企業の商品に心まで奪われる平壌市民であふれていたイベントだが、近年は国内企業のブースにも人だかりができるようになり、競争ある、活気あるイベントになってきた。

北朝鮮は史上最強の制裁の中でもこれだけの国際商品展覧会を開いたぞと宣伝するだろう。

楽しみだ。