北朝鮮から見た安倍政権

北朝鮮が安倍政権の動きを分析し批判した。

朝鮮中央通信HPには要約の翻訳だけ掲載されている。

原文の翻訳をこちらに紹介する。

結びの部分は、「調子に乗ってたら痛い目見るぞ」という話なので割愛。
戦争恐怖を植え付ける安倍政権

日本は、朝鮮半島に襲来する米航空母艦打撃集団との海上共同訓練、空中戦訓練、さらに米英仏との合同軍事演習を実施し、朝鮮半島有事に米国主導の連合軍に加勢する実践準備に拍車をかけている。

安倍政権は、朝鮮半島で戦争が勃発すれば、日本が最も大きな被害を受けるとあおり、日本国内に戦争恐怖を植え付けている。

安倍は、米国が根拠もなく化学兵器使用を口実にシリアに対して無差別爆撃を敢行するやいなや、それを支持し、北朝鮮もミサイルで化学兵器を使用するなどとあおり、対北朝鮮敵視感情を増幅させた。

安倍政権は、北朝鮮のミサイル攻撃と大規模テロに対応するという名目で、住民の避難順序を発表し、退避訓練まで実施し、今すぐにでも戦争が起こるかのような騒動を繰り広げている。

日本の反動勢力が米国の対北朝鮮戦争挑発に拍車をかける狙いは、軍事大国化と海外侵略野望を成就するための大義名分を得ることにある。

軍事大国化、海外侵略の野望

日本帝国主義が大東亜共栄圏を提唱しながら朝鮮やアジア各国を植民地支配し、莫大な人的、物的資源を強奪し、想像もしたくない特大型反人倫的犯罪行為を犯し、敗北してから、70数年が経った。

しかし、軍国主義狂信者たちの野望は変わらず、その末裔たちによってより悪質に姿を現している。罪悪に満ちた過去に対する謝罪と賠償をせず、むしろ戦犯者を英霊として参拝し、その末裔であることを自負し、先祖がなしえなかった軍事大国化、海外侵略の大業を渇望しているのが日本の極右反動勢力だ。

「平和憲法」はすでに死文化

日本国憲法は、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使を放棄する、陸海空軍の武力を保有せず、交戦権を認めないと規定している。

しかし、陸海空軍をすべて備えた「自衛隊」の武力、海外派兵と武力干渉を担保する「安全保障関連法」、米国との集団的自衛権行使容認、大々的な軍事費拡大、先端攻撃兵器と装備の開発などの違憲措置によって、「平和憲法」は無残にも踏みにじられ、すでに死文化している。

この有名無実となった憲法をわざわざ変える必要はないが、邪魔なかんぬきを引っこ抜いて、軍事大国化の大門を大きく開け広げるのが、日本の当局者たちが苦心する憲法改悪の主たる目的だ。

5月初旬、憲法施行70周年に際して、安倍が憲法を変えて2020年には必ず施行すると力説したように、日本の反動の宿望である憲法改悪は秒読み段階に入った。

自民党は、朝鮮の核ミサイルを口実に、自衛隊の報復攻撃ができなくしている「平和憲法の拘束」から解き放たれなければならないと騒ぎ立て、与野党の国会議員が先を争って米国を訪れ、北朝鮮に対する軍事的打撃を含むいかなる選択も排除してはならないと懇願しているのは、朝鮮半島危機を意図的に浮き立たせ、憲法改悪の大義名分を作り、軍事大国化、海外侵略の野望を実現しようとしていることを如実に表している。

朝鮮戦争特需を再び

日本が1950年代の朝鮮戦争を千載一遇の機会ととらえ、日本全土を米軍の出撃基地、補給基地、後方基地としてすべて差し出し、莫大な軍需品注文と兵站支援を通じて稼ぎ出した天文学的額の利潤を基に、高度成長を成し遂げたことは、世界すべて知る事実である。

日本が誇る経済的繁栄の下地には、3年間の戦争で朝鮮人民が流した血が色濃くにじみ、戦乱の苦難の中で犠牲となった数百万の朝鮮人の苦しみや恨みが染み込んでいる。40数年の植民地略奪で膏血を搾り取っただけでは足りず、米国のまたぐらにくっついて、この地に再び火をつけ、朝鮮人民の血を搾り取る卑劣な吸血鬼!その血と恨み、喪失の対価をどのように計算することができるだろうか。

今日、日本の反動が朝鮮半島での戦争を首を長くして待ち望んでいるのは、過去に味わった快楽が忘れられず、侵略の歴史を繰り返そうというところにその真意図がある。

「失われた30年」に突入した日本経済は沈滞期から抜け出せず、戦争特需のような事変的な事態を待っている。安倍一味が夢見るところのここにある。

安倍一味が朝鮮半島危機をあおる別の理由は、森友学園問題、普天間基地移設問題、経済停滞に伴う労働災害、社会的悪弊、震災復興の遅れなどから国民の目をそらすことにある。