北朝鮮が日本に対して過激な「口撃」を展開している。

6月8日付、朝鮮平和擁護全国民族委員会は代弁人声明「日本は共和国の核戦力の前で島国の運命をもって賭博をしてはいけない」を発表した。※代弁人=スポークスマン

現在のように、日本がわれわれの拳骨の近くで意地悪く振る舞っていれば、いったん有事の際、米国より先に日本列島が丸ごと焦土化されかねないということを認識すべきである。

とっても過激。

そんなに安保情勢に不安があるなら、米国の犬になって奔走するのではなく、米国の軍事基地を日本から追い出せばいいじゃないかと、痛いところをついてくる。

日本の街頭でよく右翼が街宣活動をしているが、日本も核武装すべきとの論調を耳にすることがある。

北朝鮮の米軍基地を追い出せという主張と、日本右翼の核武装主張は、整合性がある。

金正恩がミサイルをばんばん打って、安倍が安保法制を進める。

裏でつながってるんじゃないかというブラックジョークが冗談と言えなくなる。

反中国で北朝鮮と日本が手を組むというウルトラCも戦略としてはありだろう。

さて、今回、北朝鮮は「代弁人声明」という形式で日本を口撃した。

長年北朝鮮を追っている人なら、北朝鮮の日本攻撃が一段階上がったとすぐにわかる。

というのも、、、
北朝鮮メディアはすべてが国家、政府の指導で運営されているので、政府を代弁している。

初期段階としては、労働新聞や民主朝鮮などの「論評」「論説」でチクチクと口撃する。

次の段階としては、外務省や、日朝関係などを扱う機関、団体の「記者質問に対する代弁人の答」という形式だ。

ここでは個別問題が取り上げられることが多い。

その次の段階が「代弁人談話」。

この段階にくると個別問題に対する大筋の反応が整理される。

さらに次の段階が「代弁人声明」

この段階では、より本質的な指摘、大きな流れの整理、厳しい口調が特徴として顕著になる。

ただ、まだ政府機関の外郭団体の代弁人声明だ。

今の対日意識はこの地点。

さらに次の段階では、外務省など政府機関、軍部による直接的な代弁人談話、または声明がある。

そして最重要問題に関しては、「政府声明」「軍最高司令部重大声明」など、明らかに重要な声明が発表されることになる。

つまり

新聞論評→記者質問への回答→談話→声明という順。

政府外郭団体によるものか、政府機関、軍部によるものか、

こういう流れで重要度を計れるのだ。

つまり労働新聞がこんな過激な表現の論評を書いた、といったことはさほど重要でないが、今回のような外郭団体による代弁人声明などは中の上ぐらいの重要度で対応すべきということだ。