安倍首相の電撃訪朝、金正恩委員長との会談、、、

そんな噂が広がっている。

支持率急落で政権が危機的状況にある安倍政権が巻き返しの一手として訪朝するという内容だが、、、

まったくバカバカしい。

★安倍首相電撃訪朝の噂の震源
★安倍-金会談の可能性
★北朝鮮の反応

という内容
★安倍首相電撃訪朝の噂の震源

そもそも田原総一朗氏が安倍首相に訪朝を勧めたというが、彼にそんなパイプや力があるとは思えない。

あるとすれば、朝鮮総連を介してつながる程度だ。

そんなものに安倍政権がなびくようなら、日本政治もお先真っ暗だろう。

訪朝説の震源、根拠はそんなところにない。

安倍政権は日朝ストックホルム合意が実質的に無効になってからも、北朝鮮側と極秘裏に接触をしてきた。

ここ一年ほどは毎月のように日朝の外務省関係者らが中国や東南アジア各地で非公式極秘会談を行っている。

ここには外務省の局長クラスが出席した時もあったという情報もある。

これが事実であれば、日朝間で首脳会談を目指した具体的な交渉が行われていることになる。

こうした動きがあるから安倍首相の電撃訪問という話がでてきたのだ。

北朝鮮がミサイルをばんばん打ち上げる中で毎月のように極秘接触が行われていたとなると、日本政府としては都合が悪い。

そこにひょっこり現れたのが田原氏。

この話をかぶせるにはちょうどいい存在だったわけだ。

そもそも安倍首相に訪朝を勧めているのは田原氏だけではない。

国会議員に限っても、亀井静香議員、アントニオ猪木議員らも提案している。

★安倍首相訪朝の可能性

そもそも安倍首相が訪朝して支持率が回復するという算段自体がバカバカしい。

支持率が回復するには、訪朝の成果物が必要だ。

その成果物とは当然、安倍首相が繰り返し唱えてきた拉致被害者の奪還である。

しかし、北朝鮮がやすやすと新たな拉致被害者を返すはずがない。

いるのかどうかもわからない。

もし新たな拉致被害者を返すようなら、それなりの大きな見返りが必要だ。

まずは経済制裁の解除、そして米朝会談の仲介、さらに経済援助、、、

この道筋で行くと、トランプ大統領が対北朝鮮制裁の強化を訴えている中で日本政府が単独でとりうる対応は、北朝鮮が拉致被害者を含む朝鮮在留日本人に関する何らかの情報(日本政府が受け取りを拒否している再調査結果)を提供すると同時に、日本がストックホルム合意時点に制裁の状態を戻すという初歩的な合意ぐらいしかない。

ストックホルム合意時点とは、主に朝鮮総連や在日朝鮮人に対する制裁(訪朝制限、外為法など)の解除なので、このあたりなら米国も黙認するかもしれない。

しかし、日本が拉致被害者の奪還など、大きな成果を得ようとすれば、北朝鮮はさらなる要求をしてくるので、米国が認めるとは考えられない。

北朝鮮としては、保守勢力に影響力が強い安倍政権下で日朝関係を進展させたかったが、一歩前進二歩後退の状況にある。

支持率が下がった政権に助け舟を出す必要性を感じていない。

ましてや、北朝鮮にとっとえ安倍首相は、指導者が直に合意した日朝平壌宣言に泥を塗って日朝関係を後退させた張本人なのだから。

融和に向かうと見られていた文在寅大統領ですら、無視されている状況で、金正恩委員長が安倍首相と会う可能性は無に等しい。

それでも、、

それでも、こうした電撃訪朝の噂が流れるということは、日朝間でウルトラCの秘密合意があるということなのか。

★北朝鮮の反応

北朝鮮は日朝関係に関して、歴史問題を除いては沈黙を続けており、極秘会談についても何ら情報を漏らしていない。

一方、文在寅政権無視に見られるように、北朝鮮は段階的な交渉ではなく、一足飛びでの問題終息のために米朝会談による平和協定締結を目指している。

それに直接的につながるようなものでない限り、やはり金―安倍会談は実現しないように感じる。