ティラーソン米国務長官「米国はいつでも(北朝鮮と)対話する用意がある。最初の対話は前提条件なしでだ」

しらじらしくよく言うよ(笑)条件付けてきたのはどこのどいつだ?

当ブログは再三指摘してきた。。。
北朝鮮の主張に変わりはない。

変わるのは米国であり、それに左右される韓国であり、日本である。

金正恩政権は北朝鮮だけが核・ミサイル放棄をするような交渉には初めから応じないと言い続けてきた。

だから核放棄を前提とする米国との対話が実現してこなかった。



現状を見渡せば、北朝鮮が核ミサイル技術を飛躍的に向上させたなか、米国の防衛戦略は根本から覆され、収拾がつかない事態にまでなっている。

だからトランプ政権は対話の糸口を探し始めた。

北朝鮮が一時的にミサイル実験を停止したことで、米朝実務者協議が実現するかに見えたが、トランプがアジア歴訪で見せた戦争パフォーマンスと米韓合同軍事演習の強硬によって機会が失われた。

それでもトランプ政権の選択肢が対話しかないことは明白で、トランプ自身もそれを認めていると伝えられている。

米国のエルサレム承認で世界の注目が中東に注がれる中、トランプ政権はしれっと金正恩政権にすりよっている。

ティラーソン米国務長官は12日、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮との対話について「米国はいつでも対話する用意がある。最初の対話は前提条件なしでだ」と述べた。

また、北朝鮮が核放棄の用意がなければ米国は対話しないとの意見を「現実的ではない」と否定。「彼らはすでに多額の投資を開発に費やした」「トランプ大統領もとても現実的に考えている」と強調した。

米朝がテーブルにつく接点は完全に変化した。

核開発中止→凍結→核兵器放棄という今では非現実的な要求をするものは、マスコミや評論家しかいない。

核保有国、ICBM保有国である北朝鮮との和平交渉のみが残っている。

その中身は、北朝鮮が何十年と訴えてきた、経済制裁中止、米韓合同軍事演習中止、駐韓米軍撤退、平和協定締結。

つまり、米国の完全敗北を意味する。

米朝和平交渉が刻一刻と迫る状況で、ハシゴを一心不乱に上り続けている安倍大先生は大丈夫なのかと心配になる。

北朝鮮のミサイルよりも、空から降ってくる米軍の落し物の方がよっぽど怖い。

これを言うと袋叩きに遭ってさらし者にされる日本社会がもっと怖い