世界が注目する歴史的な朝米首脳会談の開催地はシンガポールになった。

当ブログの予想は完全にハズレてしまった。

深くお詫び申し上げます。

そして、ここに言い訳を記します。

シンガポールに決まった意味は?
金正恩委員長、トランプ大統領、双方が平壌開催で合意するはずだった。

だが、朝米融和、とくに駐韓米軍撤退に足を引っ張る勢力がトランプ大統領に横やりを入れ、平壌開催に反対した。

板門店での開催はアメリカの敗北感が強く印象付けられるし、韓国の仲介が邪魔になる。

かといって平壌開催では、北朝鮮のペースにはまり、トランプ大統領が不必要なサービスで大幅譲歩しかねない。

それを懸念する勢力が平壌開催に反対した。

一方、当ブログが一貫して解説しているように、朝米首脳会談の本質は、アメリカが北朝鮮に降伏するところにある。

アメリカは是が非でも北朝鮮に「合意」してもらわないと困る。

その姿勢が表れたのがポンペオ長官の訪朝だ。

歴史的会談の開催と価値ある合意を導くため、トランプ大統領はポンペオCIA長官を国務長官に任命し、平壌に二度も派遣、首脳会談の内容についてとりまとめた。

とくにポンペオ長官の二度目の訪朝は、金委員長が課した宿題を克服する「新しい代案」で、北朝鮮側を満足させた。

その代わり平壌開催をあきらめた。

実を取ったという訳だ。

北朝鮮にとっては、平壌以外はすべてアウェイだ。

そのリスクを負ってシンガポール開催を受け入れただけに、その分の大きな譲歩をアメリカから得たと見るのが、今回のポンペオ訪朝だ。

とはいえ、開催までにまだ一か月ある。

朝米と、トランプ政権内での綱引き、駆け引きは続く。