イスラエル軍とハマスの交戦。イスラエルの防空システム「アイアンドーム」がハマスが打ち込むロケット弾を打ち落とす映像が繰り返し流された。
パレスチナ側の犠牲者はイスラエルの10倍以上。圧倒的な軍事力の差が報じられた。
しかし、イスラエルとハマスは交戦から11日を経て停戦に合意した。
イスラエルは攻撃によってハマスの軍事力に大きな打撃を与えたことに満足した。
対してハマス側はこれ以上の被害に耐えられない。
こうした思惑によって停戦合意にいたったと一般的に報道されている。
しかし、現実は異なる。インターネットで拡散される情報だけでは本質が見えない。北朝鮮報道と同じだ。
一つ大きな事実が見落とされている。
ガザ地区から200km離れたイスラエル南部の都市Eilatの空港滑走路にロケット弾が着弾した。アラブ系のメディアで報じられ、空港で逃げ惑う人々の動画がYouTubeにアップされた。
これはハマスが弾道ミサイルを保有しており、イスラエルのほぼ全域にミサイルを打ち込めることを証明したということだ。
ハマスはこのミサイルをAyash-250新型ロケットだと発表した。
ミサイルはイスラエルの原発をも射程圏内にとらえている。
これらの大事な事実を日本メディアは報じていない。だから本質が見えないし伝わらない。
今回、イスラエルは地上部隊も展開したが、ハマスに決定打を与えることはできなかった。
むしろAyash-250を被弾した後はトーンダウン、厭戦ムードが漂った。
停戦合意後、イスラエルはハマスを弱体化する目的を達成したと主張したが、対するハマスは勝利宣言をした。
さて、今回の交戦でどちらが目的を達成したのか。
パレスチナ寄りの中央メディアやSNSを見れば西側に隠されたいろいろな事実がわかる。
ぜひググってみてほしい。